加工技術について

製造工程と
美味しい理由

私たちの球磨栗ペーストが
美味しい理由は
その製造工程と
加工技術にありました。

1.原料栗受け入れ

<家庭選別>水洗い・選別
<家庭選別>拭き取り
<家庭選別>乾燥・保管
  • 1年間生産者の方が丹精込めて作られた栗は、一度家庭選別を行います。
  • 虫栗、腐敗果などが除かれ、涼しい保管庫で保管された栗は出荷される朝、もう一度家庭にて再選別が行われた後、JAくま栗選果場で虫栗、腐敗果、割果等除かれ、品種別、大きさ別に大勢の人の手を経て㈱クマレイの専用コンテナーで直ちに運び込まれます。
  • 栗は外見では毬に覆われていたり、硬い甲羅みたいな皮で包まれて強そうに見えますが、とてもデリケートで、高温や乾燥にとても弱く痛みがとても早いのが特徴ですので葉物野菜と同じ感覚で素早く、丁寧に取扱います。
POINT・高品質で大きなL級以上の厳選された栗だけが入荷してきます。
・JAくまの子会社だからこそ出来る原料入荷体制です。

2.洗浄と比重選別

  • 工場に持ち込まれた栗は、水道水で洗浄されることで栗の頭にある毛みたいな棘を取り除かれ(異物除去)、さらに水槽で比重水選別が行われ充実していない軽い栗は除かれ、原料には使用しません。
  • 水選別を行うことでさらに厳選された栗だけを原料として使用されます。

3.スチームボイル
4.半割り
5.半割り後選別

スチームボイル
半割り
半割り後選別
  • 高圧コンテナー(100℃以上)で栗を一気に蒸し揚げます。(スチームボイル)。お湯で炊くと旨味や香りが溶け出しますのでスチームボイルした方が、風味、旨味を極限まで残した高品質の商品を作る事が出来ます。
  • 蒸しあがった栗は、衛生的な工場て素早く半割り機に入れられカットされます。
  • 半割りされた栗は、更に従業員の厳しい目視検査が行われ、色の悪い物など原料基準に満たない原料は取り除かれ廃棄されます。
POINT更に厳選された素材のみベルトコンベアーで次の工程へ流れます。

6.実取り
7.実篩(みふるい)
8.実取り後選別
9.皮篩(かわふるい)

実取り
実篩
実取り後選別・皮篩
  • 次は実取り機に送り込まれ、鬼皮、渋皮から食される中身だけが、約10mmのペレット状の栗だけが製品コンベアーに出てきます。
  • 更に実取りされた原料は、目視による選別で、異物や色艶の悪い物は廃棄され、更に厳選されます。

10.うらごし

裏ごし前
裏ごし機(1mm)
裏ごし後
  • 実取り機を通過した原料は、段階別に裏ごし機にかけられ10mmのペレット状は数回の段階を経て、最終的には1mmの細かい粒状になります。
POINT数段階の工程をすることで、渋皮などの異物が取り除かれるので面倒でも人手間掛けて段階別に小さくした篩で裏ごし工程をします。

11.砂糖添加
12.攪拌
13.金属探知機

砂糖添加
攪拌
金属探知機
  • 1mmの粒状の原料は 120kg~200kg単位で大型の攪拌機で上質のグラニュー等と入念に攪拌され、栗本来の糖分と相まって、糖度調整され、まろやかな味わいの上質な栗ペーストになります。
  • 袋詰め前に異物検査(金属探知機)が行われます。
Tips業務用で年間数量が大きい場合は、お客様の糖度に加工することも可能ですので早めにご相談ください。

14.計量・袋詰め
15.真空シール
16.ボイル殺菌

計量・袋詰め
真空シール
ボイル殺菌
  • まろやかなペーストは、アルミの包材に入れられ真空包装されます。
    ※100kgあった栗原料は、厳しい選別作業により50kg程度の製品となります。
  • レトルト包装された栗ペーストは、一定の温度と時間でボイルされ殺菌処理されます。
POINTボイルの温度や時間を間違うと、栗本来の色や風味、旨味が変化します。蓄積されたデータと職人の卓越した技が要求されます。

17.冷却
18.急速凍結

冷却
急速凍結
  • 殺菌された高温の栗は 一気に氷温の冷水で素早く袋の中の温度をさげ品質を維持させます。
  • 次は冷凍容器に移し替えられ-30℃の急速冷凍庫で一気に凍結させます。急速冷凍することで、組織破壊が少なくなり解凍後は凍結前の状態で品質が保たれています。

19.箱詰め
20.保管

  • 急速冷凍された商品は、ダンボールケースに詰められ-20℃の保管庫で保管され、お客様が御使用される日に合わせて冷凍輸送されお客様へ届けられます。
  • 球磨栗本舗では、年中ご注文いただけます。
POINT厳しい管理の下、20もの工程を経た「美味しい栗ペースト」をお客様のもとにお届けいたします。